
子どもの金融教育は何から始めるべきかしら?
2022年から小学校でも金融教育が取り入れられるなど、金融に関する知識を子どもにどう伝えるか悩んでいる親御さんも多いと思います。
この記事では小学校低学年の息子がいる我が家の金融教育方法を紹介します。我が家は金融のプロではありませんが、「この方法は成功だったな」と思う方法や、反対に「これはダメだったな」と思うものまで解説します!
子どもの金融教育は“物を売る”ことから始めるのがおすすめです。子どもの金融教育に悩んでいる人はぜひ参考にしてください!
子どもの金融教育に取り組んでいること


我が家で取り組んでいる子どもの金融教育は以下のとおりです。
- メルカリ販売
- お金の本の購入
- お小遣い制度
メルカリ販売
小学生低学年にもなると、幼児期に購入したおもちゃなど不要なものが増えてきますよね。そのまま捨てるのも良しですが、我が家ではメルカリ販売しています。息子に売ってもいいおもちゃを選んでもらって、売れたお金は息子に渡しています。
メルカリ販売では、物を売ってお金に換えるという商売の基本を学べます!他にも、以下のことをメルカリ販売では学べます。
- 価値があるものは高く売れるということを知る
- 物の価値を調べる
- 送料や販売手数料を引いて、利益を計算する



ウルトラマンのカードやマックのハッピーセットのおもちゃなど、メルカリでは売れなさそうなものは近所のリサイクルショップで売っています。
子ども向けのお金の本の購入
2025年に発売された「お金の大冒険」を息子にプレゼントしました。最初は読むかな?と不安でしたが、一度読み始めると止まらないくらいずっと読んでいました!息子にはズバッとハマった様子です。
お金の本は色々ありますが、子どもにはカラーのイラストで、ストーリー性のある漫画がいいのではと思います。
「お金の大冒険」のレビューについては以下の記事でまとめているので参考にしていただければ嬉しいです!


子どものお小遣い制度
我が家では毎月300円のお小遣いを渡しています。お小遣いで買えるものは限られているので、本当に自分が欲しいものにお金を使う癖がつきます。
最初は「お菓子に小遣いを使っちゃって、本当に欲しいものが見つかったときにはお金が残ってない」なんてこともありましたが、今では本当に欲しいものを買うために無駄遣いしない癖がついてきましたよ。
お小遣いを渡すと計算も早くなります。
子どもの金融教育でダメだったこと


子どもの金融教育として始めたものの、うちの息子には合っていなかったなというものもあります。具体的にはジェイソン流の金融教育です。以下に解説します。
ジェイソン流金融教育(投資を教える)
ジェイソンさんの家庭では子どもの金融教育として、残ったお小遣いに金利を付けて子どもに返しているようです。複利の効果など、投資の世界を学ぶには良い方法ですよね。
我が家でも取り入れようとしましたがダメでした。まず、金利の説明をしても理解できません。10%上乗せしてあげると言っても、意味が分からないし、それがお得なのかすらも理解できません。
さらに、欲しいものがあったら買っちゃいますよね。金利でお金が増えることよりも、欲しいものはその場で手に入れた方が子どもは幸せです。
ということで、我が家ではジェイソン流の金融教育はハマりませんでした。しかし、ジェイソン流が子どもに効果的なご家庭もあるため、一度試してみる分にはおすすめです。ジェイソンさんはお金の本も出版されているので参考になりますよ。
金融教育をして良かったなと感じること


子どもに金融教育を続けてきて、親として正解だったなと感じることは以下のとおりです。
- 本当に必要なものにお金を使おうと考えるようになった
- お金で騙されないように注意するようになった
本当に必要なものにお金を使おうと考えるようになった
子どもに金融教育をする前は、「欲しいものがあったらすぐに買う」という性格の息子でした。しかし、金融教育を始めてからは、本当に必要なものは何かを考えてお金を使うようになりました。
息子は今ポケカにドはまり中です。欲しいポケカの値段を調べてから、その分の小遣いは残るようにして生活しています。店舗で購入すると税金も含めた額を計算するので、自然と金融教育になっています。



将来的に必要なお金を事前に計算してお金を貯めておくことは、大人の世界でも同じですよね
お金で騙されないように注意するようになった
「お金の大冒険」の中に、お金を騙しとってくる詐欺師が登場します。息子はそのシーンを通じて「世の中には人をだまして利益を得ようとする人もいる」ということを学びました。大人の世界でも投資詐欺や悪質な勧誘があると伝えると、真剣に聞いてくれましたよ。
「お金の世界にうまい話は存在しない」と理解したようです。子どものうちからお金で騙されないように注意することは、大人になってからもお金で失敗しないために重要な力と考えています!
金融教育をしていて不安と感じること


金融教育をしたメリットをここまでお伝えしましたが、反対に「不安だな」と感じることもあります。具体的には以下のとおりです。
- お金の話を友達としないように気を付けている
- お金に執着しすぎないか不安
- 家の資産について知りたがるようになった
お金の話を友達としすぎないように気をつけている
家庭でお金の話を当たり前にしていると、子どもが友達にも同じように話してしまうのではと不安になります。家庭によっては「金融教育は子どもにはしない」と決めているところもあるため、配慮が必要だからです。子どもたちの世界では何がきっかけでいじめに発展するかもわからないですしね。
たとえば家族旅行のとき、子どもに「旅行代はいくら?」と聞かれたら、我が家では正直に答えるようにしています。ただし「旅行に行ったことは友達に話していいけど、金額やお金のことまでは話さないでね」と伝えています。ルールを決めておくことで、子どもがお金の話を必要以上に広げないように工夫しています。
お金に執着しすぎないか不安
金融教育をすると「人生で最も大切なことはお金だ」とお金に執着しすぎないか不安になります。そのため、お金は人生を楽しむための道具であり、大切なことは“お金で何を買うか、どんな経験がしたいか”ということを伝えるようにしています。
家の資産について知りたがるようになった
子どもの金融教育を始めてから「今うちっていくらあるの?」「500万円あるの?」など資産について質問されることが増えました。
我が家では子どもに資産を公開していません。
なんでうちの資産が知りたいの?と聞くと「なんとなく‥」と明確な答えは返ってきませんが、もしかしたら金融教育をすることで「うちにはお金があるのかな?」と不安に思っているかもしれません。
まとめ:子どもの金融教育を始めて、お金の大切さを伝えよう
子どもの金融教育は日常生活に取り入れることで効果が現れやすいです。特に 「物を売る」「お金の本を読む」「お小遣いを管理する」 といった方法は、小学生にも理解しやすく、お金の価値や使い方を自然に学べるきっかけになります。一方で、金利や投資などは小学生低学年にはまだ難しい印象で、子どもの理解度に合わせて工夫することが大切です。
金融教育を続けることで、子どもは「本当に必要なものにお金を使う力」や「詐欺などに騙されない意識」を身につけていきます。ただし、友達との会話やお金への過度な執着には配慮が必要と感じています。
金融教育は「お金=人生の目的」ではなく、「お金=人生を豊かにする道具」であることを伝えることが重要です。子どもが将来お金で苦労しないために金融教育を取り入れていきましょう!










コメント